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PSO2ライフでのできごとや、想いを綴る場所。
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非公開
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ship:3(ソーン)
ID=雛櫻
キャラ名:十六夜・蓮華
所属チーム:IRIS-イーリス-
メインクラス:ガンナー
一言:自己中です(*'ω'*)
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一人の少女が紡いだ、絆の物語。

vol.1:読みに行く
vol.2:ここ
ALL:まだ

勝手にイメージソング=『Our figthing』:クーナ(喜多村英梨)

《今回の前書き》
予定では、WAVE1~2までを書く予定だったんだ。でも、予定は未定っていうじゃない(´・ω・`?)
だから、次に持ち越して焦らしプレイなんかをしてみるよ。
今回は主人公のクラスとプチエピソード。
そして、主要人物の登場。そして、防衛戦の開始までです。
次回からやっとアクション要素だね。というか、書けるのかね、ホントに(ノД`)・゜・。

・追記=誤字脱字等修正(´・ω・`)

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 イーリスを乗せた船は、いとも容易くその身を惑星リリーパへと運んだ。勿論、搭乗者は彼女一人だ。
 先のコフィーの言葉で推測するのならば、あの場でアークスシップより発ったのはイーリスだけであり、他のメンバーは既に現地へ向かっているのだろう。
 要は、現地集合だ。
 キャンプシップ内で、メイト系の補充。そして、今も尚乾きを訴える喉に、メディカル端末からドリンクを購入して、一気に流し込む。
 最後に大きく喉を鳴らすと、空になった容器を処分し、その手を背中に抱えた剣に向ける。
 ラストサバイバー。
 彼女が今日まで命を預け、伴に戦ってきた所謂相棒の名称だ。
 就任時に支給された武器は当然とし、任務にて入手した物にも限界を感じた頃。イーリスは多少の蓄えもできた事もあって、ビジフォン端末にて新しい剣を探した。
 その時に彼女の眼を惹いたのが、このラストサバイバーだった。
 他にもビジフォン端末には、大剣は勿論、彼女が装備できる武器は多数見られた。しかし、装備できる事とソレを扱える事はまた別であり、当時は疎か現在も彼女は剣以外を振るえないでいる。自在槍と長槍は、少々不器用な彼女には未だ荷が重く感じられ、銃剣に於いては状況での適性が求められる為、コレも上手く扱えないでいた。
 そうは言っても、大剣なら扱えるのかと言えばそういう事でもなく、他の武器に比べればーーと、いう程度であろう。素質が在るかは判らないが、とにかく一心に振るう事のできる両剣を扱う道を、彼女は選らんのだ。
 その剣の中から選んだラストサバイバーは、ラボ店員のドゥドゥとモニカに依って強化され、イーリス自身もジグからの師事を受けて手を加えた。以来、今まで彼女を支えてきた代物である。
 当時の財力でも、他により強力な物は入手できたが、コレを選んだのは、彼女の直観と、この剣が秘める何かが交わった結果であろうか。
「……よしっ」
 何度か深呼吸を繰り返していたイーリスが、息と伴に声を発する。
 覚悟ーー意を決したのだろう。
 ソレでも何処か覚束ない足取りで、テレプールへと向かう。そして、あと一歩で足場が無くなるところで、彼女は再び足を止めた。
 同時に、もう一度大きく呼吸をする。
 緊張、不安。そして何より、恐怖がイーリスを包む。その正体がどちらに向けてに因るものなのかは判らない。
 その答えを得る為か、それともソレ等を祓う為か。イーリスはその身を、プールへと投げ込んだーー。


* * *


 時間間隔を無視するかのような時を経て、イーリスの躰は惑星リリーパ・採掘基地へと移した。
「ここが……惑星リリーパ。砂の……惑星」
 砂塵が混じり、黄色が霞んで映えるような。そんな奇妙とも言える色をした青色の空。初めて見る景色に、彼女は素直に感心し、感動を抱く。
『間もなく状況開始ですっ! 状況を見るに、ダーカーが何度も何度も襲ってきそうです! 注意して下さい!』
 ソレを無残にも切り裂いたのが、オペレーター職員のメリッタからの通信だ。抱いた信条に浸る事も許されないまま、イーリスは視線を空から前方へと向ける。
 緊急任務。元より、悠長な事をしている暇はない筈だった。ソレでも彼女がそうしてしまったのは、経験と自覚が未だ熟していないからであろう。眼を向けるべき方角へと向けた視線に、境界を謳うかのような巨大な壁が映る。思わず再び見上げる為に上方へ向けた眼は、宙を飛来する無数のダーカーを捉えた。
 一瞬だったとはいえ、彼女はソレで理解する。
 今から、あの数との戦いが始まるのだ。
 更に、壁の麓に設置されたテレポーターを捉えた途端、イーリスの胸の鼓動が加速した。
 そうさせたのは、恐怖。
 敵ーーダーカーの姿は未だ宙に在り、距離のせいもあってぼんやりとしたものだ。しかし、彼女の眼は確と映している。
 テレポーターに集まる、十一人の人影を。
 作戦開始まで、もう時間が無い。故に、駆け足でソコへと向かったーー筈だった。イーリスにとっては確かにそうだったのだが、第三者の視点からのソレは、徒歩よりもやや速い程度のものと言えた。
 今しがた彼女を襲った、恐怖に因るものが、そうさせたのだ。
 コレから任務にて対峙する無数のダーカーよりも、イーリスは仲間である自分以外のアークスを恐れた。尤も、正確には彼らと接する事に対してーーであるが。
 アフィン以外とはまともに共同で任務を行った経験が無く、加え、近日は彼に対する不満からソレすらも得ていないイーリスにとって、任務中での他者との関わりは正に未知数のものだ。
 何をすれば? 何を話せば? どうすれば?
 徐々にその輪郭を露わにしていく前方のアークス達に対し、疑問に混じり更に緊張と恐怖が圧し掛かる。逃げ出したい感情を抱かなかったわけではない。
 しかし、コフィーとのやり取りが確かな枷となり、その気持ちを抑え込んでおり、前へと進める足を止ませる事はなかった。
 そうして、イーリスはやっとの想いでテレポーターの元へ辿り着く。大した速度でも距離でもなかったが、尚も高鳴る動悸のせいか、軽い息切れを起こしていた。そんな彼女を、差も当然のように、十一人の眼が捉える。
 一斉に向けられたその視線に、悲鳴にも似た動悸が音を立てる。
「~~~~は、はじめまして! イーリスといいます。ふ、不束者ですが、よろしくお願いします!」
 まるでその悲鳴を吐き出すかのように、イーリスは彼等に対し名乗ってみせた。
 ーー挨拶。
 ほぼ確実に在るであろう他者との接触に対し、アークスシップからテレプールを潜るまでの間にイーリスが辿り着いた答えである。根が純粋な彼女にとって、最も“らしい”選択であり、他の視点からしても、無難……いや。真っ当なものであろう。
 ソレでも、イーリスにとってみればかなりの勇気を要した行動であり、言葉を発し終えた瞬間、彼女自身も心の内で胸を撫で下ろしていた。
 だが、生憎とその声に対する言葉は返ってこない。イーリスの声が去った後には、砂塵を運ぶ風の音に乗って、ダーカーと応戦しているのであろう機銃の発砲音が遠くから幽かに届く。
「ーーあっ……」
 少しの間を置いて、イーリスは小さく、誰にも聞こえないように零した。同時に、顔を伏せ、彼等を視界から外す。
 身勝手ながらも、期待はしていたのだ。誰かが応えてくれる事を。そして、そこから何かが始まる事を。
 そうしてイーリスは、元より場違いな程の戦力とも言える自分にとって、過ぎたものだったのだと、結論を付けた。
 遺憾や寂しさが全く無いわけではない。けれど、同時に安堵もできた。
 コレで、任務に集中できると。以降、言葉を発する事はないだろうと。
「キミ、この任務は初めて?」
「ーーえ?」
 ーーそう決めた矢先だった。
 確かにイーリスに向けて、声が届けられた。
「あ、驚かせちゃった? ゴメンゴメン。わたし、プルミエールっていうんだ。ヨロシクねー」
 不意を衝かれた事と驚愕により、イーリスは顔を上げると同時に反射的に身構えてしまった。そんな彼女の眼に、一人の少女が映る。
 紅白の儀礼服を纏い、まるで服の紅色を強調するかのような、真っ赤に染まった髪。両サイドで細く長く分けられたソレは、舞っているかの如く風に揺れている。
 緊急任務時とは思えない程の陽気な声は、プルミエールと名乗った少女を、イーリスよりも幼く感じさせた。
「~~~~す、すいません。私びっくりしちゃって、その……」
「あはは。いいっていいって。それよりーー」
『落ちてる結晶のエネルギーを使えば、守りを固める事もできますよっ! 以上、連絡おしまいです! ご武運を!』
 両者が言葉を交わそうとしたのを止めたのは、再び入ったメリッタからの通信。ソレはつまり、任務の開始を意味している。
「むう、空気読めない子だな」
「ーーおい、プル。時間だ」
 ソコに、黒のジャケットとパンツを身に着けた青年が、テレポーター中央部からプルミエールに向けて声を掛ける。
「~~~~はいはーいっと。ギルも結構せっかちだよね」
 口を尖らせながら、サーペントの紋章が記された長銃を構えると、小走りにプルミエールは青年の元へ駆けていく。
 知り合いというだけでなく、恐らくパーティーとして編成しているのだろう。離れていった彼女に、他にも声を掛ける者の姿が見られた。
 そんな光景に、少し羨ましさを覚えるのと同時に、イーリスは再度寂しさを感じる。声を掛けてもらった嬉しさに、浸る暇も無いこの状況を、恨みもした。緊急事態でなければーーという、仮定すらも浮かんでしまう。
 しかし、次の瞬間。そんな彼女の考えは一掃された。
『テレポーター起動。……3……2……』
 遂に、テレポーターが起動を始めた。その時には、最早イーリスには気を持ち直す暇などなかった。複数の感情に支配され、反射的に眼を閉じた。
 その時だ。
「おーい。えーと~~~~」
「……イーリス。って、言ってたぞ」
「ーーああ、そうだそうだ。イーリスちゃん、お互い頑張ろうねー」
 再びプルミエールの陽気な声が、イーリスの眼を開けた。
 その声に反応したイーリスが捉えたのは、自分に向かって手を振るプルミエールが、薄れていく光景。直後、イーリスの姿もまたテレポーターによって転送が開始される。
 そんな刹那の時間に、抱いていた感情の一つが無くなっているのを、イーリスは確かに感じていたーー。
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